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L’AS FUKUOKAで贅沢ランチ!7,000円コースとペアリングで堪能した休日時間

東京・南青山で、おまかせコーススタイルのフレンチレストランとして人気のお店「L’AS」。その2店舗目が、「L’AS FUKUOKA」として、薬院駅からすぐそばの場所にオープンしました。早速お伺いして、土日祝のみ提供されるランチ7,000円のコースを頂いてきました。

店内はシンプルモダンながらカジュアルな雰囲気。テーブルやカトラリーもカジュアル寄りで構えすぎない感じです。ただ、席と席の間隔はやや近く、隣の会話がちょっと聞こえてきます。静かに食事を楽しみたい人にとっては少し気になるかもしれませんが、サービスのテンポが良く料理に集中しやすい空気感ではあります。

お酒はビールとグラスワインを適当に頼もうと思っていましたが、5,000円で料理に合わせてペアリングしてくれるとのことで、そちらを選びました。シャンパン+4種類の提供になります。また、ノンアルコールのペアリングも2,900円からありますので、せっかくなら頼んだほうが、新しい出会いがあると思います。


◆スタートの一杯とアミューズ

最初にサービスされたのは、シャンパーニュの「ジョセフ・ペリエ(JOSEPH PERRIER)」。軽すぎず重すぎず、泡立ちも柔らかで、これから始まるコースの序章としてちょうどよいテンションを作ってくれます。

1皿目は「ひとくちの自家製モッツァレラチーズ」。フレッシュで滑らか、ミルキーな甘みがスパークリングにも合います。

続く「フォアグラのクリスピーサンド」はお店の定番!

ただ、個人的にはやや苦手なタイプでした。薄い生地の食感は楽しいものの、フォアグラの風味がしっかりと出ており、好みが分かれる一皿かもしれません。

ここで合わせられたのは白ワインではなく、「パヴィヨン・ド・ルーケット(Pavillon de Rouquette)」。シャトー・ド・ルーケットのセカンドワインで、貴腐ワインになります。複雑なアロマと上質な甘みで、フォアグラの強さをしっかり受け止める組み合わせでした。こちらは、サービスでペアリングコースには含まれません。

左>シャンパーニュの「ジョセフ・ペリエ(JOSEPH PERRIER)」、中上>「ひとくちの自家製モッツァレラチーズ」、中下>「フォアグラのクリスピーサンド」、右>「パヴィヨン・ド・ルーケット(Pavillon de Rouquette)」と「フォアグラのクリスピーサンド」

◆野菜と柿、そして紅茶リキュールのカクテル

前菜は「チコリと柿のサラダ」。福岡産クリームチーズやレモンピール、アーモンドが添えられており、甘み・苦み・酸味のバランスが心地よい一皿。

ここで登場したのが珍しい組み合わせ。紅茶リキュール「Tiffin」を使ったカクテル。渋みと香りがサラダの柿やチーズに合わせやすい一杯でした。


◆ブレッド×蟹×熟成ポテトと自然派ワイン

次は「ズワイガニをのせたブレッドトースト」。20年熟成のポテトペーストがとにかくクリーミーで印象的。蟹味噌や卵黄、グラナパダーノのニュアンスも感じつつ、土台のパンとのバランスも良好。

合わせたのはイタリアの「SPÈRGLE(イル・ファルネート/スペルグレ)」。酸味控えめで樽感もほどよく、旨味系の皿との相性が抜群でした。

左>紅茶リキュール「Tiffin」を使ったカクテル、中上>チコリと柿のサラダ、中下「ズワイガニをのせたブレッドトースト」、右>「SPÈRGLE(イル・ファルネート/スペルグレ)」

◆富士山サーモン(マス)とオレンジワイン

魚料理は「静岡県産 富士山マスのミキュイ」。こちらはスープという位置づけ。マスは繊細な味わいで、身は半熟のようにしっとり。キノコとラビゴットソースが香りとコクを添えています。

ここでは、リオネル・ブティエの「Moon Range Vin Orange」。自然派のオレンジワインですね。オレンジワインとは、白ブドウを赤ワインのように仕込むことでできるオレンジ色のワインのことです。果皮のタンニンを感じるタイプで、魚料理ともあいますね。酸味が強すぎず寄り添い方が上手でした。


◆鴨とピノノワールでメインへ

肉料理は「鴨胸肉のロースト」。ジュのソースにシェリービネガーが効いており、脂の甘さを引き締める構成。火入れも絶妙で、噛むほどに旨味が出てくるタイプです。

合わせた赤は「サヴォワ ピノノワール 2024 キュヴェ・ガストロノミー」。軽やかさと香りがあり、ランチで飲む赤としてはちょうどよい余韻。

左>リオネル・ブティエの「Moon Range Vin Orange」、中上>「静岡県産 富士山マスのミキュイ」、中下>「鴨胸肉のロースト」、右>「サヴォワ ピノノワール 2024 キュヴェ・ガストロノミー」

◆デザートと締めの一杯

デザートは「モンブラン」。熊本県産の和栗にフランス産栗も合わせてあり、ほんのりコニャックが香る大人向け。甘さは控えめで食後でも軽くいただけるサイズ。

プティフールの後に提供されたハーブティーは、広島・梶谷農園のフレッシュハーブ。

ペパーミント/スペアミント/アップルミント/レモングラス/マウンテンミント/日本ハッカ/アニスヒソップ

などがブレンドされており、酔いも口内もすっと落ち着く爽快感でした。


◆総評

7,000円のコースに5,000円のペアリングを合わせても、満足度はかなり高め(夜も料金は一緒です)。料理は素材の組み合わせや温度感が丁寧で、ペアリングは一皿ごとにきちんとテーマがある印象でした。

サービスも押しつけがましくなく、写真も撮りやすい雰囲気。ペアリングのお酒は、撮影用のボトルを置いてくれます!ひとりでも複数人でも使いやすく、一度は行くことをオススメします!
ただ、気になる点が2点。カジュアルなフレンチですが、座席間がちょっと近めです。隣の会話が普通に聞こえてきます。もう少し、座席を開けてもらうとゆったり楽しめたと思います。もう1点は、提供されたお水が美味しくなかった点です。チェイサーで飲もうとしましたが、無理でした。。。。別に炭酸水をオーダーしました。お水は改善してもらえると嬉しいです。

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