福岡市西区・九大学研都市エリアにある
九大蔦屋書店 が閉店することが発表されました。
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九大蔦屋書店は、
研究施設・住宅・商業施設が一体となった
「いとLab+」の中核テナントとして出店していました。
開放感のある店内と、カフェ併設の空間で、
読書や滞在型の利用ができる書店として人気がありました。
実際に訪れると、
週末などは来店者も多く、
賑わいを感じる場面も少なくありませんでした。
それでも今回、閉店となる点は、
少し意外に感じる方も多いのではないでしょうか。
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まず考えられるのは、西区九大学研都市という立地の難しさです。
日常的に人が来る場所ではなく、
「目的を持って訪れる」立地と言えます。
そのため、「いとLab+」全体としての集客力が
より重要になるエリアでもあります。
ところが、併設されていた飲食棟「ITO GRAND」は、
昨年2月に閉店して以降、空いた状態が続いています。
LOWYA(ロウヤ)という人気ECブランドの実店舗は
一定の集客が見られる一方で、
その隣の棟は長く空いている状態でした。
このあたりの動きが、施設全体の集客に影響していた可能性もありそうです。
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次に考えられるのは、書店という業態自体の厳しさです。
近年は、
・電子書籍の普及
・雑誌の売上減少
・低い利益率
などが重なり、
全国的に書店数は減少傾向にあります。
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さらに、
書店としての品揃えや売場構成についても、
利用者によって評価が分かれる部分があったかもしれません。
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こうした
立地条件や施設としての方向性、業界全体の環境などが重なり、
今回の閉店に至った可能性があります。
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とは言え、書店の充実度は、都市の魅力にも直結します。
今回の閉店は、福岡の書店や商業施設について、
少し考えさせられる出来事でした。
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今後、「いとLab+」の商業エリアがどのように再編されていくのか、
次の展開にも注目が集まりそうです。

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