今年、2023年の7月28日に日本銀行が金融緩和策の修正を発表しました。
大規模緩和策の柱としてきた「イールドカーブ・コントロール(YCC)」の修正をして
長期金利の上限を「0・5%程度」から1・0%へと事実上、引き上げるというものです。
これにより、長期金利と連動している「住宅ローンの固定金利」は上がるだろう
予測されましたが、9月から大手各銀行で上がりました。
住宅ローン固定金利、大手行が9月から引き上げ…7割が選ぶ変動型は据え置き
2023/08/31 19:15
3メガバンクなど大手銀行は31日、9月から適用する固定型の住宅ローン金利を引き上げると発表した。日本銀行の金融緩和策の修正を受けて、債券市場で長期金利の代表的な指標となる新発10年物国債の流通利回りが上昇しているためで、長期金利に連動する10年固定型の基準金利を0・10~0・20%引き上げる。
固定型の住宅ローン金利は、各銀行が長期金利の動きを反映させて毎月見直している。固定型の住宅ローンは一定期間の金利が固定されるため、すでに契約している利用者は金利上昇の影響は受けない。
メガバンク各行
10年固定型の基準金利について、三菱UFJ銀行は8月より0・10%高い3・66%(最優遇金利は0・88%)、三井住友銀行は0・20%高い3・74%(同1・09%)、みずほ銀行は0・15%高い3・45%(同1・35%)となる。りそな銀行と三井住友信託銀行も引き上げる。
東京市場では8月23日、新発10年物国債の流通利回りが0・675%と9年7か月ぶりの水準まで上昇。日銀が長期金利の事実上の上限を0・5%から1・0%に見直した7月下旬までは0・5%以下だったが、8月はほぼ0・6%台で推移した。
一方、短期金利の動きを反映する変動型の基準金利は、各銀行とも2・475%で据え置いた。日銀が短期金利をマイナス0・1%とする政策を続けているためだ。変動金利は借入期間中も金利が変動するが、現在は固定型に比べて金利が低く、ローン利用者の約7割が変動型を選んでいる。
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20230831-OYT1T50189/
さて、これによる住宅市場への影響、福岡のマンション市場への影響ですが、
まずは限定的と考えられます。
引用の記事にも書かれていますが、住宅を購入する7割の人が短期金利と連動する変動金利を選んでします。
変動金利は、相変わらず低利なため、市場への影響は限定的と考えられるのです。
ただ、長引く円安により、金利の上昇圧力は高いため
変動金利も今後上昇する可能性も考えられます。
この金利先高感を嫌気して、購入を差し控える層は、一定数いると思われます。
また、中国の不動産バブル崩壊に、長引くロシアウクライナ紛争。
うーん、急がず少し様子見もいいかもしれません(´・ω・`)
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